人づくりの教育~突撃!卒業生と当時の教室長の絆~
学習塾に求められる役割として、生徒の学力を伸ばすことはもちろんのこと、生徒一人ひとりと真剣に向き合い、夢の実現に向けてサポートする姿勢が大切であると当社は考えています。
今回は、恵比寿教室の教室長宇都木 成美さんと、過去に明光義塾北赤羽教室に通塾していた桐ケ谷 心愛さんの対談をお届けします。現在も連絡を取り合うことが多いというお二人のお話からは、互いへのリスペクトと揺るぎない信頼関係が伝わってきました!
PROFILE
教室長 宇都木 成美(うつぎなるみ)
2014年入社
明光義塾恵比寿教室 教室長。学生時代にMAXISエデュケーションが運営する塾でアルバイトを経験。そのまま当社に新卒入社し、赤羽教室、北赤羽教室を経て今春で10年目を迎える。
卒業生:桐ケ谷 心愛(きりがや ここあ)
2015年~2017年に通塾
桐ケ谷 心愛(きりがや ここあ):2023年春から大学4年生。中学2年の秋から高校1年の夏まで、宇都木教室長が運営する明光義塾北赤羽教室に通塾。宇都木教室長をはじめ、講師たちのサポートを受けて見事第一志望の都立高校に合格。
生徒一人ひとりの個性を尊重した対応がありがたかった
――桐ケ谷さんは友だちの勧めで明光義塾の北赤羽教室に入塾を決めたと伺いました。最初に塾を訪れたときの印象を教えていただけますか?
桐ケ谷:私は結構人見知りをするタイプだったので、ピリピリしている宇都木先生の様子を見て「なんだか怖そうだな」と感じたのが第一印象でした(笑)。
宇都木:私、そんなに怖くないですよ(笑)!たしかに遅刻をしたり、宿題を忘れたりした場合は指摘しますけど。
桐ケ谷さんは最初あまり話をしない子だったのですが、打ち解けるにつれてどんどん心を開いてくれました。あと、目標に向けてとても強い意志がある子だなと感じました。志望する高校に対して、学力が不足する部分もあったのですが、最後まで志望校を変えずに頑張りつづけてくれたことが印象的で。
桐ケ谷:“キラキラした高校生活”を送りたかったんです。中学時代に、とある高校の文化祭に行ったのですが、制服も校則もなくとても自由な校風の学校で、生徒たちがキラキラしているように見えて。「この高校以外には入りたくない!」とずっと思っていて、そのことを宇都木先生にも話していました。
――とても強い気持ちをもって受験に臨んだのですね。宇都木さんとして、そんな桐ケ谷さんの思いを実現させるために、どのようなアプローチをしましたか?
宇都木:私としても「諦めてほしくないな」というのが一番の願いでしたので、桐ケ谷さんを担当する講師たちにもその想いを共有しましたし、必要に応じて授業の進め方や宿題の内容などをアドバイスしていました。桐ケ谷さんの人見知りがちな性格を考慮したうえで、本人が一番話しやすい講師に担当してもらうよう、調整には気を配っていましたね。
桐ケ谷:私自身もなんでも相談できる先生のほうが安心できたので、宇都木先生の配慮はありがたかったです。宇都木先生は、生徒一人ひとりのことをしっかりと把握したうえでそれぞれに合わせた関わり方をしてくれるんですよ。勉強や成績のことだけでなく、性格や趣味なども含めて本当によく覚えてくれているんです。
宇都木:日常的なコミュニケーションを通して、生徒たちの“素”の部分の情報を取り入れるように心がけていますね。フランクな会話を行うことで、生徒たちとの人間関係が築きやすくなりますし、相手も気軽になんでも話してくれるようになるからです。
私が生徒と関わるうえで、気をつけていることがあって。「笑顔でいること」、そして「自分自身が楽しむこと」です。その姿勢が生徒たちにも伝わっているのであれば嬉しいですね。
――なるほど。生徒たちと同じ目線に立ち、コミュニケーションを図ることを心がけているのですね。他に宇都木さんが教室長として意識していることはありますか?
宇都木:「思ったことを言葉にする」ことでしょうか。もちろん、“教室長として”言うべき事柄もあるのですが、それ以上に「私自身がどう思うか、どう考えるか」ということを、生徒たちに伝えるようにしています。たとえば志望校の目標が高く、親御さんから反対されるような状況の生徒に対しても、親御さんの意向はきちんと伝えたうえで「私としては、どんな結果になったとしてもあなたにチャレンジしてほしい」というメッセージを発信していますね。
桐ケ谷:私のときもそんな感じでしたね。宇都木先生は、生徒と親の中間にいてくれる存在だと思っていました。双方の話をしっかりと聞いて、一番いい方向に向かうように進めてくれていた印象です。私自身も志望校に関して親とすれ違う部分があったのですが、宇都木先生が私の塾での様子を親に伝えてくれていて、理解を得ることができました。
宇都木:桐ケ谷さんはほぼ毎日、開室時間から閉室時間まで、ずっと塾にいたよね。
桐ケ谷:はい(笑)。塾がとても楽しかったんです。
桐ケ谷:私は結構人見知りをするタイプだったので、ピリピリしている宇都木先生の様子を見て「なんだか怖そうだな」と感じたのが第一印象でした(笑)。
宇都木:私、そんなに怖くないですよ(笑)!たしかに遅刻をしたり、宿題を忘れたりした場合は指摘しますけど。
桐ケ谷さんは最初あまり話をしない子だったのですが、打ち解けるにつれてどんどん心を開いてくれました。あと、目標に向けてとても強い意志がある子だなと感じました。志望する高校に対して、学力が不足する部分もあったのですが、最後まで志望校を変えずに頑張りつづけてくれたことが印象的で。
桐ケ谷:“キラキラした高校生活”を送りたかったんです。中学時代に、とある高校の文化祭に行ったのですが、制服も校則もなくとても自由な校風の学校で、生徒たちがキラキラしているように見えて。「この高校以外には入りたくない!」とずっと思っていて、そのことを宇都木先生にも話していました。
――とても強い気持ちをもって受験に臨んだのですね。宇都木さんとして、そんな桐ケ谷さんの思いを実現させるために、どのようなアプローチをしましたか?
宇都木:私としても「諦めてほしくないな」というのが一番の願いでしたので、桐ケ谷さんを担当する講師たちにもその想いを共有しましたし、必要に応じて授業の進め方や宿題の内容などをアドバイスしていました。桐ケ谷さんの人見知りがちな性格を考慮したうえで、本人が一番話しやすい講師に担当してもらうよう、調整には気を配っていましたね。
桐ケ谷:私自身もなんでも相談できる先生のほうが安心できたので、宇都木先生の配慮はありがたかったです。宇都木先生は、生徒一人ひとりのことをしっかりと把握したうえでそれぞれに合わせた関わり方をしてくれるんですよ。勉強や成績のことだけでなく、性格や趣味なども含めて本当によく覚えてくれているんです。
宇都木:日常的なコミュニケーションを通して、生徒たちの“素”の部分の情報を取り入れるように心がけていますね。フランクな会話を行うことで、生徒たちとの人間関係が築きやすくなりますし、相手も気軽になんでも話してくれるようになるからです。
私が生徒と関わるうえで、気をつけていることがあって。「笑顔でいること」、そして「自分自身が楽しむこと」です。その姿勢が生徒たちにも伝わっているのであれば嬉しいですね。
――なるほど。生徒たちと同じ目線に立ち、コミュニケーションを図ることを心がけているのですね。他に宇都木さんが教室長として意識していることはありますか?
宇都木:「思ったことを言葉にする」ことでしょうか。もちろん、“教室長として”言うべき事柄もあるのですが、それ以上に「私自身がどう思うか、どう考えるか」ということを、生徒たちに伝えるようにしています。たとえば志望校の目標が高く、親御さんから反対されるような状況の生徒に対しても、親御さんの意向はきちんと伝えたうえで「私としては、どんな結果になったとしてもあなたにチャレンジしてほしい」というメッセージを発信していますね。
桐ケ谷:私のときもそんな感じでしたね。宇都木先生は、生徒と親の中間にいてくれる存在だと思っていました。双方の話をしっかりと聞いて、一番いい方向に向かうように進めてくれていた印象です。私自身も志望校に関して親とすれ違う部分があったのですが、宇都木先生が私の塾での様子を親に伝えてくれていて、理解を得ることができました。
宇都木:桐ケ谷さんはほぼ毎日、開室時間から閉室時間まで、ずっと塾にいたよね。
桐ケ谷:はい(笑)。塾がとても楽しかったんです。
「受験は楽しんで乗り越えることが大切だ」と感じさせてくれた塾
――高校受験という一大イベントに関して、桐ケ谷さんが印象に残っている出来事はありますか?
桐ケ谷:入試の直前に宇都木先生と講師の先生方からメッセージカードをもらったのですが、とても嬉しくて。今でもたまに見返すくらい大切にしています。
宇都木:合格の報告も桐ケ谷さんが一番乗りだったんですよ。ご本人からも電話をもらいましたが、それよりも先に桐ケ谷さんのお母様が教室にいらっしゃって、一緒に涙を流して喜んだ記憶があります。
桐ケ谷:合格発表を見たときは「嬉しすぎてどうしよう」という気持ちでしたね。頑張って良かったな、と心から思いました。
宇都木:桐ケ谷さん、実は入試の2日前に高熱を出してしまったんです。そんななかでも本番では全力を出しきって。努力の賜物だよね。
桐ケ谷:そうですね。でも私にとっては、宇都木先生のサポートが一番大きかったです。宇都木先生からは、たとえば長期の講習期間中、毎日自分が勉強した事柄やその日の感想をノートにアウトプットするよう勧められたんです。自分の現状を可視化することができ、また足りない部分も明確にできたので、今思い返してみてもそのノートはかなり心強かったですね。
宇都木:桐ケ谷さんの場合、好きな教科とそうでない教科への取り組み方に偏りがあったので、バランスよく勉強してもらうことを目的に、ノートを書くことを提案しました。ノートは、実は今も私の手元に残っていますよ(笑)。
あと、受験の前に生徒一人ひとりに向けて応援動画を作ったりもしましたね。
――応援動画とは、どのようなものだったのですか?
宇都木:教室で撮影した写真をつなぎ合わせて動画にしたものです。桐ケ谷さんに対しては、「失敗してもいいけど、失敗しないでほしい。負けないでほしい」というメッセージを動画の最後で伝えましたね。
桐ケ谷:私自身が負けず嫌いな性格というか、絶対に成功してやるという気持ちが強いタイプなので、そんな自分の特徴も踏まえて送ってくれたメッセージなのかな、と。
日々のサポートはもちろんのこと、そうした相手に合わせたサプライズも含めて、ここまでたくさんやってくださる教室長はなかなかいらっしゃらないと思います。
宇都木:そのように言ってもらえるのは嬉しいですね。ただ、私としては“やりたい、応援したい”と思わせてくれるくらい、生徒のみんなが全力で頑張ってくれていたので、自分にできるのは応援することくらいだという気持ちで取り組んでいました。
――桐ケ谷さんが宇都木さんの教室に通うことができて、一番良かったと思うことはどんなことですか?
桐ケ谷:勉強や受験は、一般的には嫌なもの、大変なものというイメージもありますが、私にとっては「楽しいもの」でした。そんな気持ちにさせてもらえたのは、やはり教室長や先生たちのおかげだなと思っています。生徒のことを考えてくれる塾だな、と通っている当時から感じていましたね。
宇都木:私も教室づくりを行ううえでは、生徒たちに笑顔でいてほしいと思っていますし、「一生懸命取り組むことに意味がある」ということを伝えるようにしています。桐ケ谷さんが、1年後輩の受験生たちに送ってくれたメッセージのなかで印象的な言葉があって。「頑張ったから絶対に結果が出るわけではないけど、頑張らないと結果が出ない。一生懸命取り組んだ先に結果がある。楽しんで乗り越えてほしい」と。私自身にとっても、すごく共感できる言葉でした。
桐ケ谷:やってもやらなくても受験は訪れるものなので、だったら辛いものではなく楽しいもので終わったほうがいいんじゃないかな、という当時の思いの表れかと思います。
桐ケ谷:入試の直前に宇都木先生と講師の先生方からメッセージカードをもらったのですが、とても嬉しくて。今でもたまに見返すくらい大切にしています。
宇都木:合格の報告も桐ケ谷さんが一番乗りだったんですよ。ご本人からも電話をもらいましたが、それよりも先に桐ケ谷さんのお母様が教室にいらっしゃって、一緒に涙を流して喜んだ記憶があります。
桐ケ谷:合格発表を見たときは「嬉しすぎてどうしよう」という気持ちでしたね。頑張って良かったな、と心から思いました。
宇都木:桐ケ谷さん、実は入試の2日前に高熱を出してしまったんです。そんななかでも本番では全力を出しきって。努力の賜物だよね。
桐ケ谷:そうですね。でも私にとっては、宇都木先生のサポートが一番大きかったです。宇都木先生からは、たとえば長期の講習期間中、毎日自分が勉強した事柄やその日の感想をノートにアウトプットするよう勧められたんです。自分の現状を可視化することができ、また足りない部分も明確にできたので、今思い返してみてもそのノートはかなり心強かったですね。
宇都木:桐ケ谷さんの場合、好きな教科とそうでない教科への取り組み方に偏りがあったので、バランスよく勉強してもらうことを目的に、ノートを書くことを提案しました。ノートは、実は今も私の手元に残っていますよ(笑)。
あと、受験の前に生徒一人ひとりに向けて応援動画を作ったりもしましたね。
――応援動画とは、どのようなものだったのですか?
宇都木:教室で撮影した写真をつなぎ合わせて動画にしたものです。桐ケ谷さんに対しては、「失敗してもいいけど、失敗しないでほしい。負けないでほしい」というメッセージを動画の最後で伝えましたね。
桐ケ谷:私自身が負けず嫌いな性格というか、絶対に成功してやるという気持ちが強いタイプなので、そんな自分の特徴も踏まえて送ってくれたメッセージなのかな、と。
日々のサポートはもちろんのこと、そうした相手に合わせたサプライズも含めて、ここまでたくさんやってくださる教室長はなかなかいらっしゃらないと思います。
宇都木:そのように言ってもらえるのは嬉しいですね。ただ、私としては“やりたい、応援したい”と思わせてくれるくらい、生徒のみんなが全力で頑張ってくれていたので、自分にできるのは応援することくらいだという気持ちで取り組んでいました。
――桐ケ谷さんが宇都木さんの教室に通うことができて、一番良かったと思うことはどんなことですか?
桐ケ谷:勉強や受験は、一般的には嫌なもの、大変なものというイメージもありますが、私にとっては「楽しいもの」でした。そんな気持ちにさせてもらえたのは、やはり教室長や先生たちのおかげだなと思っています。生徒のことを考えてくれる塾だな、と通っている当時から感じていましたね。
宇都木:私も教室づくりを行ううえでは、生徒たちに笑顔でいてほしいと思っていますし、「一生懸命取り組むことに意味がある」ということを伝えるようにしています。桐ケ谷さんが、1年後輩の受験生たちに送ってくれたメッセージのなかで印象的な言葉があって。「頑張ったから絶対に結果が出るわけではないけど、頑張らないと結果が出ない。一生懸命取り組んだ先に結果がある。楽しんで乗り越えてほしい」と。私自身にとっても、すごく共感できる言葉でした。
桐ケ谷:やってもやらなくても受験は訪れるものなので、だったら辛いものではなく楽しいもので終わったほうがいいんじゃないかな、という当時の思いの表れかと思います。
教室長は、生徒の胸のうちにある決断を後押しする存在
――宇都木さんとしては、教室長として日々の仕事のどのような瞬間にやりがいを感じますか?宇都木:生徒の成長を感じた瞬間ですね。変わるきっかけを作れる仕事である点に、やりがいを感じます。桐ケ谷さんの場合、「“辛い”を“楽しい”に変えるんだ」という言葉を聞いたときに「変わったな」と感じましたし、その変化のポイントに立ち会うことができたことがとても嬉しかったです。
桐ケ谷:私もそんな仕事に興味を持ち、実は大学時代に宇都木さんの教室で講師としてアルバイトをしていたんです。講師を行ううえでは、生徒たちと対“人”として関わっていきたいなという思いがありましたし、悩んだときは「宇都木先生だったらどうやって解決するのかな」などと考えながら仕事をしていました。
――卒業後も戻ってきてくれる生徒がいるのは、教室長としても喜ばしいことですよね。最後に、桐ケ谷さんにとって、ずばり教室長とはどのような存在でしたか?
桐ケ谷:「恩師」です。私の人生で、出会えて良かったと思える1人。人生が変わったきっかけになった方です。高校受験は自分で初めて自分の人生を選択し、決断をした機会だったのですが、そのターニングポイントに宇都木先生がいてくれたことは大きかったですね。
宇都木:桐ケ谷さんは、大学受験のときや就職活動のときも教室まで会いに来てくれたんですよ。
桐ケ谷:たしかに、明光義塾を卒業後も、なにか困ったことがあったら「とりあえず宇都木先生に聞いてみよう!」という感じで相談しています。私の突然の相談にも、宇都木先生は嫌な顔を1つせずに時間を取って話を聞いてくれて。しかもそこで返してくれる言葉が、とても納得度の高いものなんです。
宇都木:相談する段階で、きっと桐ケ谷さんのなかで答えを持っているんですよ。私が後押しすることで、桐ケ谷さんの思いを決断や行動につなげる手助けができているのであれば、それ以上に嬉しいことはないですね。